11月20日付の読売新聞によると、

中国の利用者向けの「中継サーバー」がインターネットの不正接続に悪用された事件で、警視庁に摘発されたサーバー運営会社2社が使用した他人名義のIDやパスワードの大半が、パソコン周辺機器メーカー大手の無線ルーターから流出したものだったことが、同庁幹部への取材でわかった。

とのことです。
経緯としては、

(1)脆弱性のある無線LANルーターからPPPoEのIDとパスワードが抜き取られる。

(2)日本にある”中国人向けの中継サーバー”が、インターネットに接続する際に、奪取したID/パスワードを使用する。

(3)中国から、中継サーバーを利用して、ネットバンキングやオンラインゲームサイトにハッキング行為を行う。

(4)ハッキングを受けたサイトが、ハッキングの接続元を調べたら、1500人くらいの大手プロバイダーのIDと判明するも、これらの契約者は無実で、パソコン周辺機器メーカー大手「ロジテック社」製の無線LANルーターから奪われたID/パスと判明する。

ということです。
そして、そのID/パスを使って中継サーバーを設置した業者が判明し、関係者が逮捕されるというふうに話は続くのですが、ここでは、無線LANルーターの問題について触れたいと思います。

1500人が使っていた無線LANルーターは、

ロジテック製300Mbps無線LANブロードバンドルータ
(LAN-W300N/R、LAN-W300N/RS、LAN-W300N/RU2)

です。

ここに、本件に関する脆弱性の説明と対処方法が掲載されていますので、会社やご自宅の無線LANルーターがこれに該当していないかどうか確認されることをお勧めします。また、 ルーターへの対処後、PPPoEのパスワードの変更も行ったほうがよいでしょう。

なお、この機種に限らずこういった問題の可能性をはらんだルーターがあるかもしれません。ご使用のルーターの製造メーカーのサイトを訪れるなどして情報を確認し、必要であればファームウェのバージョンアップを行いましょう。

当社では、法人様向けに、無線LANルータの販売・設置・保守運用を承っております。
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