結論から言うと、現時点では、実用に耐えられません。

内容を確認するために使うだけなら、機能の再現性(横書き、縦書き、文字サイズ、下線、強調表示、ルビ、文字色、画像、ワードアート、グラフ、表などなど)にはほとんど問題ないのですが、Chromebookにないフォントを使って作成されている場合には見た目の違いやレイアウト崩れが発生します。

編集については、使えない機能が多いことに加え、マウスドラッグやSHIFTキーによる選択操作が正常に動作しないなど、操作上の問題が多くあります。WindowsやMacでWordを使い慣れた人にとってはストレスが溜まる操作を強いられるでしょう。
特に、他社から受け取ったワードファイルを確認、編集するようなことが多い方は、ChromebookでのWordの利用はやめたほうがいいでしょう。

とはいえ、これらの制限を知った上で使うなら、使えないことはありません。
以下に、ChromebookでWordを使えるようにするための手順を簡単に説明します。
すべての操作は、インターネットに接続されたChromebook上から行えます。

  1. Microsoftアカウントを持っていない場合は、ここからMicrosoftアカウントを取得しましょう。取得の際にメールアドレスが必要になりますが、Chromebookのログインに使用しているGmailアドレスを使用するとよいでしょう。
  2. Word Onlineへ接続します。Microsoftアカウントに未ログインの状態でWord Onlineへ接続するとログインを要求されますので、1で作成したアカウントでログインします。
  3. Word Onlineへ接続後、ChromeブラウザのブックマークからWord Onlne へアクセスしてもよいですが、Chromeウェブストアにて「Word」で検索し、「Word Online」アプリをインストールして、以降は画面右下のアプリボタンから起動するようにすると、WindowsやMacでWordを使う感覚で起動できます。
  4. 作成した文書はMicrosoftのクラウドストレージであるOneDriveに自動的に保存されます。ですので、保存(上書き)ボタンはありません。
  5. Word Online上の保存済み文書を開くと「閲覧モード」で開きます。編集する場合は、メニューから「文書の編集」→「Word Onlineで編集」を選択します。「Wordで編集」という項目もありますが、ChromebookにはWordをインストールできないため、選択すると「外部プロトコルリクエスト」でエラーとなります。
  6. Word Online上の文書をChromebookのローカルストレージに保存した場合は、Word Onlineの画面上で「ダウンロード」操作を行います。Chromebookへダウンロードしたファイルは、Chromebookのダウンロードフォルダに保存されますが、インターネットに接続していない状態で、この保存したファイルをダブルクリックすると、標準ではChromeブラウザでGoogleドキュメントを使って表示されます。機会があればGoogleドキュメントについても書きたいと思いますが、GoogleドキュメントでWord文書を開く場合、Word Onlineで開く場合に比べさらに多い制約がありますので注意が必要です。

主にWordについての説明を書きましたが、ExcelやPowerPointでも基本的な部分は同じです。
現時点では制限が多いですが、今後の改善を期待したいところです。

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